ついにっ!!!ついにこの日がやってきましたっ!!!
去る日曜日、私たちはとうとうアレを開けました!
現代のパンドラの箱と称された「世界最強のニシンの缶詰」こと、シュールストレミングをっ!!!!!
さて、とりあえず順序を追って説明しましょう。
まずは開封日の前日の土曜日、シュールストレミングを開けるだけではつまらないので、バーベキューセットを買出しにホームセンターに買い物へ。
安い七輪とバーベキューコンロを買い、あらかた材料を買ったところで肉も調達。肉のハナマサが近くにある身としてはこういうとき大助かり。
でまぁ、豚肉5kgとかちょっとテンションがあがるような量を買い、自宅へ戻り準備を済ます。
そして開封日当日。
めでたく天気は快晴。
絶好のシュール日和でございます。
ものめずらしさに、事前に声をかけておいた友達やら後輩やらがわんさか集まり、結局のところ15名がシュールを開ける現場に立ち会うことに。
この人数なら風雲たけし城も楽に落とせそうです。
現場は荒川の土手付近。な〜んも無いところです。

まるでさだまさしの「北の国から」が合いそうな風景。
こんな場所がウチの地元すぐ近くにあったとは知らなかったわ・・・
そして火起こしをして、いざバーベキューに。
焼けー!燃えろー!そして食えー!
・・・すいません、肉食うのに必死で写真撮るの忘れてました(汗)
あらかた焼いて腹一杯になったところで、まずは前哨戦ということで・・・

ででん!
クサヤ登場!
「世界一臭いシュールを駆逐する前に、日本一を駆逐しておこう!」
というワケのわからない理論により、まずはクサヤを焼くことに。

ジュ〜〜〜〜〜・・・・
くさっ!!!!クサヤを食ったことがある友達は「どぶ川のニオイが強烈になったやつ」と言っていましたが。
まさしくその通りです。くっせ〜〜〜〜
しかしながら、そこは日本の食べ物。
実際に箸でつまんで食べてみると、濃厚な魚の味が口に広がります。
うん、ご飯欲しいね!
さてはて。
日本一を駆逐したところで、とうとう世界一に挑みます。
前にもお伝えいたしましたが、すでに缶詰が尋常じゃないぐらいパンパンに膨れ上がっている為、開ける前から恐怖しております。
で、開ける人(これもこの場のノリで決まった)がカッパを着込み、そしてビニール袋の中で開ければ飛び散らないとの算段から、ゴミ袋の中において、そこに手をつっこんで缶きりで開けることになりました。
なかなかあかず、悪戦苦闘の末・・・

あきましたっ!ついにあきましたっ!!!!!
開ける瞬間「バシュウウウウウウ」というガスが吹き出る音と共に、穴から泡が吹き出しているのがわかるでしょうか。
開けた本人はその瞬間、
たじろいでしまうぐらい、強烈な音でした。
ニオイですが、そんな一気に全体に広がるような感じではなかったのですが、やはり臭い! なんていうのかな、例えようのない臭さ! あきらかに嫌なにおいです!(その証拠に開けた瞬間ハエが大量に寄ってきた)
そして・・・フル・オープン!
なんだこりゃ?発酵しすぎちゃったのか、身がドロドロに溶けております。
文字通り、骨と皮だけです。
とりあえず、なんとか食べられるものはないか・・・と箸で中をかき回していたところ、卵(白子)を発見。パンにはさんでさっそく一口食べてみる。
モグモグモグモグ・・・・・・不味い。不味すぎます。何だこの味は。
しょっぱい味+ニガニガイしい、なんとも口当たりの悪い味です。
食べた後も口の中がものすごい後味の悪い感じがします。
その後も皆とりあえず一口食いますが、「オイシイ」と発した人間は皆無。
しょっぱいせいで「日本酒と合うね」と言った人間は数名おりましたが。
骨と皮だけだったのであまり味わえなかったのが幸いだったか、とりあえずあらかた食したところで、人気があまり無いところに投棄。
自然に返れシュールよ・・・
一仕事終えて、その後は近場の牧場にてアイスクリームを食べて口直し。
そんなこんなでシュールパーティーは終わりました。
まぁ、
もう一度食いたいか?と尋ねられたら「絶対食いたくない」って答えますね。クサヤは美味しかったのでイイですけど。
そんなわけで、シュールは確実にオススメしませんので、食べたい人は各自己の責任でどうぞ。